第6回「ブルゴーニュ・アルザス地方」では以下の内容を学んでいきます。
=「ブルゴーニュ・アルザス地方」で扱う主な内容=

●ブルゴーニュ地方&ボージョレ地区
・気候風土
・主要ブドウ品種
・主要A.O.C
・シャブリ地区&オーセロワ地区
・コート・ド・ニュイ地区
・コート・ド・ボーヌ地区
・コート・シャロネーズ地区&マコネ地区
・ボージョレ地区
・代表的なプルミエクリュとモノポール
●アルザス地方&ロレーヌ地方
・気候風土
・主要ブドウ品種
・主要A.O.C
・甘口ワイン
【Point】ブルゴーニュのA.O.Cをおさえる
ブルゴーニュ地方はシャルドネとピノ・ノワールの単一品種が多いです。100以上あるA.O.C全てを覚える必要はありませんが、地図上の位置をしっかり把握して、地図問題では得点をとれるようにしていきましょう!

アルザス地方はドイツ文化の影響を強く受けている場所なので、ドイツ文化の名残がワインにも反映されています。覚える箇所は決して多くはないので、確実に点数をとっていきましょう。
【最終チェック!】
「ブルゴーニュ・アルザス地方」の「SASAKI’sEYES」

〜ブルゴーニュ〜
・栽培面積が問われることはないが、数字を見て産地の規模感がイメージできるようにしよう!
・基本的には単一品種から造られるので、ブルゴーニュでは品種関連の問題はほとんどない
・ブルゴーニュで造られるほぼすべてのワインがA.O.C。A.O.Cの数はフランスで最も多いのは、細分化されていて、狭いエリアに数多くの産地があるため。
・ブルゴーニュでは、最大面積と最小面積の産地が試験では頻出される。
例)シャブリ地区のグラン・クリュ→最大レ・クロ、最小グルヌイユ
・ブルゴーニュ地方で唯一ソーヴィニヨン・ブランを主体とするA.O.Cがサン・ブリ。ロワールのサンセール、プイィ・フュメに距離的に近い
・コート・ド・ニュイで村名A.O.Cが赤のみなのは3つ。「ジュブレイ・シャンベルタン」「シャンボール・ミュジニー」「ヴォーヌ・ロマネ」
・モレ・サン・ドニのボンヌ・マールなど、畑が村をまたいでいる場合は、双方の村でグラン・クリュとして認められる。地図帳で確認しながら勉強をすすめよう。地図問題は頻出。
・シャンボール・ミュジニーの生産可能職は赤のみだkが、ミュジニーグラン・クリュは赤も白も認められている。例外なのはこの一つだけ!
・世界で最も偉大な丘と言われるコルトングラン・クリュなど、表だけでなく、必ず地図と照ららし合わせて確認!
・コート・ド・ボーヌで「村名A.O.Cが赤のみ」は3つ。
→「、ポマール」「ヴォルネイ」「ブラ二イ」
・地図問題で頻出なのは「ピュリニィ・モンラッシェ」と「シャサーニュ・モンラッシェ」。地図帳と照らし合わせて何度も確認!
・ブルゴーニュの中でも存在感が薄い「コート・シャロネーズ地区」は、リーズナブルな価格で掘り出し物が多い
・マコネ地区はプルミエ・クリュとグラン・クリュはない。シャルドネに適した土壌で定評がある。
・ボージョレ・ヌーヴォーは全生産量の1/3を占め、最大の輸出先は日本。近年のボージョレは自然派の造り手が多く、今後も注目度が高い産地の一つ
・代表的なプルミエクリュとモノポールは最後に覚える。優先順位は低い。
〜アルザス〜
・アルザスは「オー・ラン」「バ・ラン」に分かれるが、「オー=上流」「バ=下流」と覚える・ランはライン川。ライン川は南から北へ流れているので、南部がオー・ラン、北部がバ・ランになる。地図上だと上下反対になるので注意!
・アルザスは地理的にも歴史的にもドイツと似ていて、食文化もドイツの影響を強く受けている
・アルザス型と呼ばれる細長いボトルデザインなど、他の産地とは異なる独自性がある産地
・アルザス地方が比較的温かく乾燥した大陸性気候なのは、「フェーン現象」によるもの。
フェーン現象は、海からくる湿った風が山脈に当たり、乾いた風が吹くことによって周囲の温度が上昇する現象のことをさす。
・アルザス地方の郷土料理である、乳酸発酵させた塩漬けのキャベツ「シュークルート」はドイツではザワークラウトと呼ばれている。
【次回講義】
次回は第7回「ローヌ、ラングドック・ルーション、プロヴァンス、コルシカ島、南西地方」です。
→第5回「シャンパーニュ、ロワール、ジュラ・サボワ地方」をおさらいする
ソムリエ・ワインエキスパート試験対策講座の申し込みはこちらから

【2021年度 J.S.A.ソムリエ・ワインエキスパート 試験対策 無料体験講座】へのお申込みはこちら
