ソムリエ一次試験対策

ソムリエ・ワインエキスパート試験対策講座 ポイント攻略Vol.16【アメリカ・カナダ】

第16回「アメリカ・カナダ」では以下の内容を学んでいきます。

=「アメリカ・カナダ」で扱う主な内容=

ワインの勉強

気候風土
アメリカワインの歴史
ワイン法
ぶどう品種
カリフォルニア州
ワシントン州
オレゴン州
ニューヨーク州
各地の主要A.V.A特徴
カナダワインの歴史
ワイン法

ワイン法はヨーロッパ程厳しくないので、海・山・川・緯度・標高といった地理的な全体像の把握が重要です。
カリフォルニア州、ワシントン州、オレゴン州の3つに加え、近年東海岸のニューヨーク州も注目されています。
雪が降る寒い地域で造られるワインもカリフォルニアとは正反対なので、しっかりと特徴をおさえていきましょう。

【Point】カリフォルニアの地区名と特徴をおさえる

※試験では「ノースコースト」と「セントラル・コースト」が頻出。

North Coast ノース・コースト(A.V.A.)
・サンフランシスコ湾より北の太平洋岸のナパ、ソノマ、メンドシーノ等のカウンティを内包する広域のA.V.A.
Central Coast セントラル・コースト(A.V.A.)
・サンフランシスコ・カウンティ南部からロサンゼルスに近いサンタ・バーバラまで南北約400kmに伸びる広大な産地。
・10のカウンティを包括する。太平洋岸中部をほとんど占める。
・北部はブドウ栽培とワイン造りの長い歴史を持つ地域で、カリフォルニアで最古のオールド・アルマデン・ワイナリーがある。
Sierra Foothills シエラ・フットヒルズ(A.V.A.)
・シェラネヴァダ山脈の西側の山麓の産地。
・8つのカウンティを包括する。
・ゴールド・ラッシュの舞台となったエリア。
・代表的な品種はジンファンデル。
Central Valley セントラル・ヴァレー
※セントラル・ヴァレー地区以外は、広域の地区名が同時に包括的A.V.A.ともなっている。
・海岸山脈とシェラネヴァダ山脈の間にある、肥沃で広大な農業地帯。
・日常消費用大型ブランドのワイン(主に州名表示のワイン)のほとんどが生産される。
South Coast サウス・コースト(A.V.A.)
・州南部のロサンゼルス・カウンティから南に広がる産地。
・テメキュラ・ヴァレーA.V.A.を除いて非常に暑く乾燥している。

【最終チェック!】「アメリカ・カナダ」の「SASAKI’sEYES」

・国内ワイン消費量は世界最大で、伝統的生産国の消費量が減少傾向にある中、アメリカは増加傾向にあり、国内ワイン消費量は生産量よりも多い。
・現在、ほとんどの州でワインが造られ、総生産量も増大しているが、カリフォルニア州が全生産量の約80%を占め、アメリカに約13,500軒あるワイナリーのうち約40%がカリフォルニア州にある。
生産量順位:1位 カリフォルニア州、2位 ワシントン州、3位 ニューヨーク州、4位 オレゴン州
「ミッションのシノニム」
カリフォルニア:Missionミッション
チリ:Paisパイス
アルゼンチン:Criolla Chiaクリオージャ・チカ
スペイン(カナリア諸島):Listán Prietoリスタン・プリエト
・主なブドウ品種
1位
白:Chardonnayシャルドネ
赤:Cabernet Sauvignonカベルネ・ソーヴィニヨン
2位
白:French Colombardフレンチ・コロンバード =コロンバール(仏コニャック地方)
赤:Pinot Noirピノ・ノワール
3位
白:Pinot Grisピノ・グリ
赤:Zinfandelジンファンデル =プリミティーヴォ(イタリア・プーリア州)
4位
白:Sauvignon (Blanc) ソーヴィニヨン(・ブラン)
赤:Merlotメルロ
5位
白:Muscat of Alexandria マスカット・オブ・アレキサンドリア
赤:Syrahシラー
~ワシントン州~
・ワシントン州の産地のほとんどは、オレゴン州との境界線から、内陸中央部へ広がるコロンビア・ヴァレー流域にある。
・カスケード山脈の東側山麓では、標高の高い冷涼な地域にワイン産地が拡大している。
・ワイナリーの数は過去10年間で倍増しており、2019年現在で970を超えるワイナリーがある。
・主なブドウ品種
1位
白:Chardonnayシャルドネ
赤:Cabernet Sauvignonカベルネ・ソーヴィニヨン
2位
白:White Rieslingホワイト・リースリング
赤:Merlotメルロ
3位
白:Pinot Grisピノ・グリ
赤:Syrahシラー
4位
白:Sauvignon (Blanc) ソーヴィニヨン(・ブラン)
赤:Cabernet Francカベルネ・フラン
5位
白:Gewurztraminerゲヴュルツトラミネール
赤: Malbecマルベック
・ワシントン州とオレゴン州のA.V.A.の位置関係 は、「カスケード山脈西側(海洋性気候)」 と「カスケード山脈東側(大陸性気候)」 でわけて覚える。
ポイントは「またがる」A.V.A.に着目!
・ワシントン+オレゴン:3つ
・ワシントン+アイダホ:2つ
~オレゴン州~
・冷涼気候から生まれる高品質ピノ・ノワールの産地として世界的な注目※を集めており、現在では栽培面積の64%をピノ・ノワールが占めている。ワイナリー数は現在758(2018年)。
・「オレゴン ピノ・ノワールの父」と呼ばれるデイヴィッド・レットがウィラメット・ヴァレー北部にブドウ畑を拓き、アイリー・ヴィンヤーズを創立。オレゴンワインのパイオニア達がこれに続いた
・オレゴン州は全米で最も厳しいラベル表示法を独自に実践している。
◆ワイン生産量:51.5万hℓ(2017年):1位ピノ・ノワール、2位ピノ・グリ、3位シャルドネ
・ウィラメット・ヴァレーA.V.A.は、オレゴン州北端のポートランドから南にウィラメット河に沿った南北240km、東西97kmにわたる広大なA.V.A.。
・ウィラメット・ヴァレーの土壌は多様で、火山性の土壌にミズーラ洪水がもたらした砂利、岩、シルト等が堆積した複雑な土壌。赤みを帯びた火山性土壌(ジョリー・ローム)、古代に海底だった堆積土壌(ウィラケンジー)、シルト・レス質土壌(ローレルウッド)などが存在する。
・ザ・ロックス・ディストリクト・オブ・ミルトン・フリーウォーターA.V.A.は、コロンビア・ヴァレー流域で初のオレゴン側に100%含まれるA.V.A.で、2015年認定。
~ニューヨーク州~
・東のロング・アイランドから、西のペンシルヴァニア州との境界まで、東西約800kmの産地で、現在州内に約620のワイナリーがある(2018年)。
・歴史的にジュースや製菓用のブドウ生産量の多いニューヨークは、ワイン用のヴィティス・ヴィニフェラ系ブドウは後発であるが急速に増加し、品質の向上も顕著である。
・主要品種:白:リースリング、シャルドネ、ナイアガラ、黒:カベルネ・フラン、メルロ等
●主要AVAをおさえる。ニューヨーク州は特に地図問題が頻出!
Long Island ロング・アイランド
Hudson River Region ハドソン・リヴァー・リージョン
Upper Hudson アッパー・ハドソン
Finger Lakes フィンガー・レイクス
Champlain Valley of New York Region シャンプレイン・ヴァレー・オブ・ニューヨーク・リージョン
~カナダ~
・2018年現在、約670軒のワイナリーと、1,330軒のブドウ栽培農家がある。
・ワイン産地は、Ontarioオンタリオ州と、British Columbiaブリティッシュ・コロンビア州に集中している。
・オンタリオ州ではナイアガラ・ペニンシュラ地区、ブリティッシュ・コロンビア州ではオカナガン・ヴァレー地区が主要産地。
・その他、Nova Scotiaノヴァ・スコティア州、Quebecケベック州にもワイン産地があり、国内消費量の増加傾向に伴い、最近ではNew Brunswickニュー・ブランズウィック州、Prince Edward Islandプリンス・エドワード・アイランド州でもワイン生産が始まっている。
以下3つのカテゴリーをおさえる
・Vintners Quality Allianceヴィントナーズ・クオリティ・アライアンス (VQA)認証ワイン
・International Blendsインターナショナル・ブレンド
・100% Canadian Wineカナディアン・ワイン (Product of Canada)
~オンタリオ州~
ブドウ品種→1位シャルドネ、2位リースリング、3位カベルネ・フラン
アペレーション
Naiagara Peninsula ナイアガラ・ペニンシュラ
Lake Erie North Shore レイク・エリー・ノース・ショア
South Islands サウス・アイランズ
Prince Edward County プリンス・エドワード・カウンティ
~ブリティッシュ・コロンビア州~
ブドウ品種→1位メルロ、2位ピノ・グリ、3位シャルドネ
Okanagan Valley オカナガン・ヴァレー
Similkameen Valley シミルカミーン・ヴァレー
Fraser Valley フレーザー・ヴァレー
Vancouver Island バンクーバー・アイランド
Gulf Islands ガルフ・アイランズ

【次回講義】

次回は第17回「チリ/アルゼンチン/南アフリカ」です。

→第15回「日本」をおさらいする

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