ヴィノテラス ワインスクールの佐々木講師がインポーター「アズマコーポレーション」の
数あるフランスワインの中からテイスティングし、家飲みワインセットを作って頂きました。
![](https://school.vnts.jp/wp-content/uploads/2021/08/20210824-002-1024x285.jpg)
7月7日七夕の日にヴィノテラス ワインスクールにて、事前に佐々木講師がカタログより抜粋したワインサンプルを目の前に「アズマコーポレーション」のバイヤー 山梨氏と試飲が始まった。
![](https://school.vnts.jp/wp-content/uploads/2021/08/20210824-003-1024x372.jpg)
まずは事前に依頼したワインのラベルとカタログを照らし合わせてチェックから始める佐々木講師。
生産者や商品名やラベルなど気になる点をどんどん山梨氏に質問していきます。
![](https://school.vnts.jp/wp-content/uploads/2021/08/20210824-004-1024x277.jpg)
この時点で30分位経過してますが、まだ試飲は始まってないからビックリです・・・。
![](https://school.vnts.jp/wp-content/uploads/2021/08/20210824-005-1024x403.jpg)
葡萄品種:グロ・プラン 70% / シャルドネ 30%
ナント地方独自のローカル品種、グロ・プラン種を主体に造られるヴァンムスー。
収量を抑えて手摘みで収穫。メトード・トラディショナル(瓶内二次発酵)で造られ、地下セラーで少なくとも9か月熟成されます。このエリアにはAOPクレマンがないため表記はヴァンムスーになります。グロ・プラン種のフレッシュさと力強い酸にピュアな果実味。きめ細やかな泡と共に長い余韻が続きます。
ドサージュは12gr /リットル、圧力は約7 bar(6.7〜7.2)です。
![](https://school.vnts.jp/wp-content/uploads/2021/08/20210824-006-901x1024.jpg)
![](https://school.vnts.jp/wp-content/uploads/2021/08/20210824-007-1024x236.jpg)
葡萄品種:ソーヴィニヨン・ブラン 100%
地質は石英を多く含む粘土石灰土壌。雑草を畑に生えさせて、完熟した最良の状態で葡萄を収穫します。収穫量は40~50hl/ha。収穫後 直ちにプレスし、低温で24時間おいて不純物を沈殿させてから、培養酵母を一切使わず17~20度を保ちアルコール発酵を行い、その後 シュールリーにて熟成します。ふくよかな果実味と心地よいミネラルが基調となるリッチな仕上がり。
■89Points(1999VT)—Robert Parker, Jr., The Wine Advocate
![](https://school.vnts.jp/wp-content/uploads/2021/08/グループ-277-788x1024.jpg)
![](https://school.vnts.jp/wp-content/uploads/2021/08/20210824-009-1024x266.jpg)
![](https://school.vnts.jp/wp-content/uploads/2021/08/20210824-010-1024x237.jpg)
葡萄品種:シャスラ 60% / シルヴァネール 25% / リースリング 10% / ゲヴュルツトラミネール 5%
グラン・クリュ『Steingruber』の丘が始まる斜面下にある区画の葡萄を使用。土壌は砂質粘土。(Steingruberの土壌は粘土石灰)。主体となるシャスラとシルヴァネールは同時に収穫後、同じタンクで発酵されます(混醸)。その後、リースリングとゲヴュルツトラミネールをブレンド。ガラスコーティングしたタンクで6カ月、2-6カ月のボトル熟成で落ち着かせてからリリースとなります。柔らかなフルーツの香りと溌剌とした酸。スムースで引っかかりの無いアルザスならではのブレンドワイン。
![](https://school.vnts.jp/wp-content/uploads/2021/08/20210824-011-836x1024.jpg)
![](https://school.vnts.jp/wp-content/uploads/2021/08/20210824-012-1024x239.jpg)
葡萄品種:ピノ・グリ 100%
この地を代表するピノグリから作られるワイン=ヴァン・グリです。
葡萄は手摘みで収穫。収量の1/3は24時間スキンコンタクトで色を出します。2/3は全てを除梗せず全てをプレス。酵母が活動し始めてから15~25日間、20度をキープしながらアルコール発酵。その後、11月からセラーの温度を調節しながら乳酸発酵。翌年の4月~8月にかけてフィルターの後に瓶詰め。優しい果実と柔らかくもしっかりとした酸。フルーティーでミネラル。透明感のある果実の辛口。色は『ヤマウズラの目の色』と形容される淡いロゼ。標高200m。栽培面積4.5ha。
![](https://school.vnts.jp/wp-content/uploads/2021/08/20210824-013-848x1024.jpg)
![](https://school.vnts.jp/wp-content/uploads/2021/08/20210824-014-1024x235.jpg)
葡萄品種:グルナッシュ 100%
デメテール認証を取得した、ビオディナミ農法のワインです。収穫後は除梗を経て、温度調整をしながらステンレスタンクにて21日間発酵します。低温状態でマセラシオンを1ヵ月。土壌は粘土とシリス(珪砂・主に石英粒からなる砂)で、テラムよりも小石の多い土壌で収量が少ないため、より凝縮した味わいが楽しめます。
![](https://school.vnts.jp/wp-content/uploads/2021/08/20210824-015-791x1024.jpg)
![](https://school.vnts.jp/wp-content/uploads/2021/08/20210824-016-1024x232.jpg)
葡萄品種:グルナッシュ 100%
モーリーとザスプルの畑に育つ樹齢80年以上の区画のみから収穫されたグルナッシュ100%で造られます。収穫時にはリーファーコンテナを畑に横付けして、収穫したブドウを一切劣化させることなくプレマセラシオンに臨みます。収穫量は15hl/ha。樽発酵、樽熟成。
■91 Points(2007VT)—Robert Parker, Jr., The Wine Advocate
![](https://school.vnts.jp/wp-content/uploads/2021/08/20210824-017-719x1024.jpg)
![](https://school.vnts.jp/wp-content/uploads/2021/08/20210824-018-1024x338.jpg)
![](https://school.vnts.jp/wp-content/uploads/2021/08/20210824-019-1024x774.jpg)
![](https://school.vnts.jp/wp-content/uploads/2021/08/20210824-020.jpg)
佐々木 健太
J.S.A.認定エクセレンス・ソムリエ
第5回J.S.A.ソムリエ・スカラシップ優秀賞受賞
第1回ポメリー・ソムリエコンクール ファイナリスト
Wine of Portugal Japanese Sommelier of the Year 2019 第3位
第7回・第8回全日本最優秀ソムリエコンクール クォーターファイナリスト
第9回全日本最優秀ソムリエコンクール第5位
南仏ニースにある一つ星レストラン「Keisuke Matsushima」にて研鑽を積む。
帰国後フォーシーズンズホテル丸の内東京、南青山レストラン「L’AS」のソムリエを経て、ワイン教育を軸に多数企業のコンサルティング業務に従事。現役最前線のソムリエとして、テイスティングやサービス実技、全ての範囲をカバーする豊富な知識を武器に、受験生を合格への最短距離に導けるような講義にしていきます。
![](https://school.vnts.jp/wp-content/uploads/2021/08/20210824-021.jpg)
山梨 祐樹
J.S.A.認定ソムリエ
アズマコーポレーション営業/バイヤー
2014年アズマコーポレーション入社。
2020年バイヤー就任。
”生産者の声を届けるバイヤー”を目指し、日々勉強中。